オステオパシーって何?
オステオパシーって一体何なの?
…とよく聞かれます。
日本ではまだまだ馴染みのない言葉ではありますが
アメリカでは年間5千万人もの人々がその恩恵を受けてる療法で
人間の持つ自然治癒力を充分に活かし
身体が本来持っている機能性を取り戻し
健康に導くアメリカ医学です。
アメリカ医学と言えば「カイロプラクティック」が広く知れわたっており
皆さんも耳にしたことが一度はあることでしょう。
自然治癒力を活かす点や、手技治療がメインであることなど、
オステオパシーとよく似ていますが、
哲学や施術の方法は全く異なるんです。
オステオパシーの哲学
オステオパシーでは
身体の異常な構造は、体全体の循環に悪影響を及ぼすと考えています。
特に背骨に問題があると
正常な神経伝達や内分泌や
体液(血液、リンパ液、脳脊髄液)の循環が阻害されるため
筋力や骨だけでなく、
体内循環や免疫力の低下や内臓機能の低下などの形で、
身体の全器官に深刻な影響を与えます。
このような場合、ほとんどの医療では、
問題と見られる背骨だけを治療対象としますが
オステオパシーの治療では、
単に背骨だけではなく、身体のあらゆる部分を対象として施術を行います。
それは、下記のような考えに基づいているからです。
- 身体はひとつのユニット。
- 身体の構造と機能はお互い相互に関係している。
- 身体は自己調節するメカニズムを備えている。
- 身体は、自らを防御し、自らを修復するように、固有の能力を持ち合わせている。(自然治癒力)
- 正常なる適応性が混乱する時、もしくは、環境の変化がセルフメンテナンスする能力に打ち勝つ時には、病気が続いて起こる。
- 身体の液体の動きが健康の維持に不可欠。
- 神経は、身体の液体をコントロールすることについて重要な役割を果たす。
- 体性コンポーネントは病気とその徴候だけでなく、病的状態へのメンテナンスに貢献している。
オステオパシーの哲学をもとに施術を行います
- 全ての筋肉、骨格の調整
- 内臓臓器及び内臓の支持組織(靭帯、間膜等)の調整
- 頭蓋骨の調整と脳脊髄液の循環の改善
- 各種テクニックによるリンパの流れの調整
- 筋肉や関節に多数存在する固有受容器に対するアプローチ
これらを手技療法によって矯正し、正常に戻すことで、
体内に本来備わっている防衛力を回復させ、
自然治癒力を存分に働かせることができるようになるのです。
また、人間の身体にはいくつものリズムを持った動きがあります。
- 呼吸による肺、肋骨の動き
- 心臓の拍動
- 脳脊髄液を循環させるための動き
- 内臓が持つ固有の動き
- その他(筋肉等)の動き
これら全ての動きが密接に関連して、身体の恒常性を保とうとしています。
これこそが自然治癒力を発動させるもとであり、
オステオパシーでは、この自然治癒力を正常化する点にも力点を置き、施術を行います。
オステオパシーは身体の歪みを正し
身体の持つリズムと可動性を正常化することを目的とした医療法なのです。
「自分の身体の力が蘇る」驚きと喜びを、今度はあなたが久保木 接骨院 で体感して下さい。
>> 更に詳しくオステオパシーを知りたい方は、ジャパンオステオパシーメディスン協会のホームページをご覧下さい